まずは建築地の方角や隣家などの条件を確認し、夏は暑い日差しが入らないように、冬は少しでも日差しを入れて暖かくなるように窓の配置・大きさ、庇の出などを設計します。
一棟一棟、それぞれの条件に合わせてシミュレーションし、お客様にもCADソフトによる可視化をしてご提案します。
新築および大規模リフォームの場合、全棟ゼロエネルギー住宅かつ、BELS最高ランクを取得しています。
一棟一棟エネルギー計算を行い、直近の断熱性能 (UA値)は標準「0.38」と、国が定めた各種省エネ基準を上回っています。
断熱性能 (UA値)
高い断熱性能の理由は、工場でカットされる硬質ウレタンフォーム。手作業で加工・施工する場合と比べ、職人の腕による差がなく、隙間を限りなく無くして断熱材を施工する事が可能なため、熱を逃がさない断熱材で家中をすっぽり覆う事ができます。
【施工事例】
天井:スーパーウォール100mm+付加断熱ロックウール100mm
壁:スーパーウォールパネル100mm
オプションで、外断熱と充填断熱のダブル断熱 (LIXIL SW工法DUAL)が選択でき、トップレベルのHEAT20 G3相当の性能を実現することが可能です。
外からと中からの双方から断熱材を施工する事でより高い断熱性を実現。予算などの条件が可能であれば、ぜひおすすめしたい仕様です。
DUAL EXパネルの仕様
熱や冷気は窓から入ってくる割合が高いため、窓の断熱性能は非常に重要です。
また、高断熱の窓は結露を抑制する効果もあります。弊社では、熱貫流率の低い樹脂サッシを推奨しており、ガラスは予算状況に応じて選択していただきます。
住宅における熱損失の箇所
断熱性能 (UA値)
新築および大規模リフォームの場合、全棟気密測定を実施し、家全体の隙間を計算します。
気密の取りやすい断熱材を使用しても、どうしてもわずかな隙間ができてしまう事があります。測定時に細かな場所もチェックし、手作業で隙間を埋めています。
「第一種全熱交換型換気設備」は、外から冷気を取り込んでも室温に近づけた状態で室内に取り込む事が可能です。
また、高性能フィルターに銀チタン化合物を配合し、空気汚染物質を90%以上カット。
花粉やカビ、黄砂などの侵入を抑制し、清潔で快適な空気を24時間保ちます。
壁・床・天井が一体化した箱型を構成するモノコック構造は、地震や台風などの外力が建物全体に分散するため、ひずみやくるいが生じにくくなっています。
また、構造用パーティクルボードと一体化した断熱材は、壁倍率4.3倍を実現し、より耐震性能を高めます。
更に、断熱材内の制震テープを採用することで、地震の際に制震パネルを留める釘が剥がれるのを防止します。
モノコック構造
近年主流になっている基礎の固いで、立ち上がり部分と接している床部分一体が鉄筋コンクリートになっている基礎です。
立ち上がり部分だけコンクリートの「布基礎」と違い、面で住宅を支えるため、強度の高い構造です。
また、地面からの湿気も防ぐというメリットもあります。
※必ずしもベタ基礎が強いとは限らないため、状況に応じて布基礎を採用する場合があります。
立ち上がり+床部分の基礎が強固に支える